VR FACTORY TOUR
ヴァーチャル工場見学
ミユキイズム、
それは最高の品質を追求する力。
御幸毛織の創業は明治38年(1905年)。以来、一世紀以上にわたり、常に服地に最高の品質を追求してきました。原料から服地の完成までの一貫した生産管理主義、伝統と最新技術の融合。さらにグローバルな企業戦略として、世界の優良原料の安定供給と保護育成事業、そのすべてが真の価値を創造するひたむきなこだわり=ミユキイズムとして服地づくりを支える基本理念となっています。
ミユキのモノづくりの神髄(こだわり)、服地づくりの工程を、動画でご覧いただけます。
デザイン/ マッピング
言わば服地の設計図。テキスタイルデザインの様子や最新のマッピング技術がご覧いただけます。商品企画では幅広いグレードと品種を揃え、毎シーズン新コレクションを構成しています。ベーシックからトレンド、ビジネスを中心にカジュアルからフォーマルまで、きわめて幅広いバリエーションです。
製織(織り) 染色(染め)
糸に優しい製織技術、理想の服地づくりのためのこだわりをご覧いただけます。毛織物は細番手化するほど高度な製織技術が要求されます。ミユキでは多様化する素材にも積極的に対応し、原料や生地設計の違いに見合った「糸に優しい製織」を心掛け、また品質に応じて最新の革新織機と伝統的なションヘル織機を使い分けています。
動画では、旧式の低速織機(ションヘル社製)と最新の革新高速織機(プロジェクタイルタイプ)を比較してご覧いただけます。
洗い・仕上げ
天然素材には固有の心地よい感触があり、コシ・ヌメリ・ふくらみといった要素が重視されます。これらの特性は熟練工の手によって引き出され、長年にわたって磨かれた伝統的な仕上げ技術に頼られます。天然石けん洗いはその一例です。素材の持ち味を生かすため、各工程間では織物をゆっくり休ませるようエイジングにも配慮しつつ、最新鋭機と伝統技術の融合により、仕上げ工程だけで約300種類にのぼるレシピを確立しています。
御幸毛織が駆使する様々な洗いと仕上げのレシピの中から、代表的なものをいくつかご覧いただきましょう。
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ロープ洗絨機
天然石けんを使用し、正転と逆転を繰り返して洗い込みます。 -
オープン洗い
服地を広げた状態で洗います。ミユキのこだわりの洗い方です。 -
天然木の縮絨機
レトロな機械もまだまだ現役です。 -
湿セット機(4槽洗い)
プールの中をゆっくり通し、セットしていきます。デリケートでコントロールが難しいため他社ではあまり見られない工程です。 -
乾燥セット機(テンター)
既定の幅にセットしながら最終の乾燥を施します。 -
連続フラットプレス
高圧プレス機で服地の表面を平滑にし、ぬめりを出します。自動化されたペーパープレス機ともいえるものです。 -
密閉式蒸絨機(フル・デカタイザー)
巨大な蒸気ポッドの中で服地を蒸し、美しいツヤを出します。 -
新型KDフル・デカタイザー
御幸毛織がイタリアから導入した“日本初上陸”となるこの機械は、ツヤとぬめり感のアップはもちろん、従来機より、さらに多機能化されているのです。
特殊仕上げ
ミユキならではの特別な仕上げレシピです。
品質試験
ミユキでは製品の品質基準を厳しく設定しています。独自の厳しい基準を設け、公的機関に匹敵するものとして認められています。品質まで一貫管理を行うことで試験結果を迅速に各セクションにフィードバック、製品づくりや品質向上に役立てています。
試験は工場移転に伴い、主に御幸毛織四日市工場内に中部事業所三重支部を持つ「一般財団法人 ケケン試験認証センター(旧毛製品検査協会)」に依頼。より公平な立場の第三者試験機関を通じてあらゆる試験を正確、迅速に行い、縫製や着用面の領域からも「望ましい品質」にするために、品質管理の更なる強化を図っています。