STORY

服に仕立てる。

服に仕立てる。

Bringing it all together.

そこに同じ服はない。
一着一着、
待っている人のために縫う。

生地と向き合い、
たくさんの工程の
バトンをつなぎながら、
正確に、丁寧に、縫っていく。

その服と生きる人の、
新しい日々の幸せを願いながら。

OUR PRIDE

あなたを最も美しく見せる

たった一つの最適なシルエットの
つくり方を知っています。

  • パターン(型紙)

    パターンは、シルエットの設計図であり、
    土台です。

    シルエットのベースパターンは、業界トップクラスのモデリスト(デザイナー)が監修しています。これを基に、一人ひとり違う体型、動きにスムーズにフィットするように服が設計されます。ミユキでは、日本人の体型を徹底的に研究し、豊富なデータを蓄積し、現代的なアレンジを加味しています。補正も細かく、アスリートなどの個性的な体型にも対応できます。コンピュータ上で行うだけでなく、裁断に精通した職人の手でも微妙に補正し、着て美しく、動いて楽なシルエットをつくり上げます。

  • 毛芯縫製

    私たちの縫製は、
    基本的に毛芯を使っています。

    「毛芯」とは、前身頃の中に入る獣毛などを使った芯布のことであり、シルエットの柱です。毛芯仕立ては表生地と芯地を離してつくるため、動きがスムーズで、立体的なシルエットに欠かせません。見た目には分かりませんが、上質な毛芯が使われた服は、長く着れば着るほどその良さがわかります。なかでも高級な仕立てには、肩の部分に、馬の尻尾の毛を使った本バス芯を使います。適度なハリがあり、型くずれしにくく、通気性にも優れています。毛芯を補完するかたちで接着芯が使われます。シルエットを重視し、厳選した接着芯を必要な部分に効果的に使います。

  • 肩から胸へのシルエットのこだわり

    服は「肩で着る」とよく言われます。 「吸い付くような」と称される肩のフィット感が理想です。

    前肩仕上げ。日本人は欧米人に比べると肩が前に出ている、いわゆる前肩体型です。
    肩の部分を前に出すようにして、日本人に合う肩の形をつくります。独自開発の湾曲した治具(馬台)と、縫製技術を駆使してつくられる空豆形状のアームホールによって前肩先に生み出す空間が、肩の動きを阻害しない、いわゆる「前肩の入った」着心地の良い服を実現します。
    縫製作業の工程には、ミシンで縫う作業以外に、アイロンとプレス機を駆使した「中間プレス」と呼ばれる工程があります。胸出しアイロンは中間プレス工程のひとつで、生地の目を丁寧に整えながらアイロン作業を繰り返す非常に手間がかかる作業です。しかし、着心地がよく美しい胸のシルエットをつくるための重要な工程であり、疎かにできません。
    ジャケットには胸のほかにも衿や肩、脇や袖など、服の着心地を左右する重要なポイントが多くあり、それぞれをつくる工程でアイロンの蒸気の熱と圧力をかけながら形を整えていきます。特に、肩ギャザーは経験と技術がとても必要な工程です。ミシンワークとアイロンワークを組み合わせた繊細なギャザーづくりは、肩から背中にかけてのラインを自然に見せ、スムーズな動きをもたらします。